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白太さん日記
雨水余寒を漱ぐ
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田舎の市役所に「対オカルト専門職員」として就職した青年、美郷。引越し早々路頭に迷った彼は、同業者を名乗る金髪グラサンのチンピラ(!)に拾われた。
「アンタ、面白いモン飼ってるな?」 怪異を見通すという緑銀の眼を細められ、美郷は思わず身構える。
――見える世界は特殊でも、人生の悩みは変わらない。現世と幽世の端境で、あたりまえの「日々」は続いて行く。
普通で不思議な「日々」を生き抜く怪異ロマン譚。